地層「千葉セクション」認定に向けた申請活動と研究進展の期待について

地質調査総合センター

2019. 7.30
2019.11.29更新


 千葉県市原市にある地層「千葉セクション」が地質時代の国際境界模式断面とポイント(GSSP)に認定されることを目指し、千葉セクションGSSP提案チーム(代表:岡田誠茨城大学教授)による申請活動が進められています。産業技術総合研究所地質調査総合センターは、GSSP提案チームに研究者2名がチーム員として参加しており、同チームのGSSP提案を支持しております(1), (2), (3)。現在、日本にGSSPは無く、千葉セクションがGSSPとして認定されれば、地質学だけでなく、日本の科学史においても大きな出来事になります。

 千葉セクションに関わる当該地域の天然露頭は、日本の地質として初めてのGSSPに向けての調査研究や地磁気の逆転に関わる研究、さらには同地質時代の環境変動など様々な研究のために世界的にも極めて重要であり、今後も同露頭についての研究が進展することを期待しています。

(1)https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20170607_2/pr20170607_2.html

(2) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/au20180724.html

(3) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/au20181119.html

(4) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20190819.html

(5) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20191129.html











更新履歴

2019.11.29:(5) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20191129.htmlを追記
2019. 8.19:(4) https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20190819.htmlを追記