GSJ 地質ニュース
GSJ 地質ニュース
表紙
霞ケ浦(西浦)東岸から臨む紫金山・アトラス彗星と稲敷台地
2023年に発見された紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)は,2024年10月中旬に肉眼でも見えるほどの明るさになり話題となった.日没後,西空において見事なダストテイルが伸びる姿を観察できた(撮影日:2024年10月13日).更新世の関東平野は古東京湾の海底にあり,そこに堆積した地層である下総層群が陸化したことで,霞ケ浦周辺には標高20〜25 mの平坦な台地が広がっている.撮影地の天王崎公園(茨城県行方市)からは湖面のかなたに稲敷台地を臨み,ほぼ真西に高さ120 mの牛久大仏が鎮座しランドマークとなっている(★の下).
(写真・文:兼子尚知 産総研 地質調査総合センター地質情報基盤センター)
目次
全ページ PDF : gsj_cn_vol14.no1.pdf[15MB]
頁 | タイトル / 著者 | |
---|---|---|
表紙・目次・裏表紙 | 霞ケ浦(西浦)東岸から臨む紫金山・アトラス彗星と稲敷台地 / 兼子尚知 | 1.2MB |
p.1-2 | 年頭のご挨拶 —産総研第5期から第6期に向けて— / 中尾信典 | 800KB |
p.3-9 | 花崗岩類にみられるマグマ混合の産状:野外・鏡下での特徴 / 山崎 徹 | 8.7MB |
p.10-14 | 湧水に浸すと発電できる「湧水温度差発電」—流れ去る湧水の熱エネルギーを電気として有効利用— / 天谷康孝 ・一ノ瀬 彩・井川怜欧 | 1.4MB |
p.15-17 | これまでの10倍の効率で花粉を地層から分取し高精度年代測定を可能に —大型花粉によって今まで諦めていた地層からの年代測定が実用化— / 太田耕輔 ・横山祐典 ・宮入陽介・オブラクタ スティーブン・山本真也・藤原 治 | 790KB |
p.18-21 | 微生物を活用した鉱山廃水処理システムの開発に成功 —細菌の新しいマンガン酸化のしくみを利用— / 渡邊美穂・Tum Sereyroith・片山泰樹・Gotore Obey・岡野邦宏・松本親樹・保高徹生・宮田直幸 | 783KB |
p.22-25 | 産総研生配信「産総研の研究者だけど 質問ある?」:火山研究の紹介 / 宝田晋治・宮城磯治・中谷貴之 | 1.6MB |
p.26-28 | 産技連 知的基盤部会 地質地盤情報分科会 令和5年度講演会「ハザードマップ作成における地質地盤情報の利活用」開催報告 / 野々垣 進・小松原純子・納谷友規・宮地良典 | 515KB |
p.29-32 | 2024年度地震・津波・火山・斜面災害に関する自治体職員研修プログラム開催報告 / 宮下由香里・今西和俊・石塚吉浩・宍倉正展・深沢佐知子・藤原 治 | 1.2MB |