東京ヘリポートより東京消防庁ヘリ(つばめ)にて.
			同乗者は東大大島さん,東大地震研大久保さん,気象庁中堀さん,佐久間さん.
小さなドーファンでは,COSPEC機材,重力観測機材,乗員含めて9名乗ると非常に狭い.
			風も強いので神津島での給油も2回計画されている.
			COSPEC観測は気象庁の二人だけが搭乗して行い,その間私と大島さんは神津島空港で待機.
東ヘリ発9:13,三宅島二中ヘリポート着10:05,火口観測終了10:35,神津島着10:50,
			神津島発14:50,東ヘリ着15:40.
			
			風が強く,海面の白波も大島を過ぎたあたりから目立ちはじめる.
			風はほぼ西風,風速は20ktから時々30kt.雲はあるが雲底高度は1500-1700m
			ほどで,カルデラ縁よりはずっと高く観測に支障はなさそう.ただ例の如く
カルデラ内では噴煙が巻いて視界は悪い.
			
			噴煙は白色,噴煙高度は海抜900-1000m程度.風に吹き倒されあまり上昇せずに
			三池港方向に流され,青白色ガスは地表を這うように流れている.
			
			村営牧場上空から山頂に近づき時計回りにスオウ穴付近まで飛行した.
			最初はカルデラ縁上空100m程度から始めて,徐々に高度を上げてもらった.
			
			案の定カルデラ内は噴煙が巻いて視界が悪い.そのため細かい変化は
			よくわからない.わずかに見える様子は18日の観察とあまり大きな変化は
			なく,水たまりはスオウ穴直下の新北池,旧北池を埋めた岩屑
			と火砕丘の間,今は黒くない旧黒池の3つが大きい.旧黒池を見るかぎり,
			水位はやや高め.新北池も1/18より大きくなっている.最近雨が多いとのことなのでそのせい
			かもしれない.スオウ穴直下の崖錐にはガリーができはじめている.
		
1月18日と1月30日の新北池の対比はこちら
			
			
			18日に下司さんが確認したカルデラ縁最高点北斜面のものを確認した.
			
			
			18日の写真と比べて,大きな変化はなさそう.
			
			このほかカルデラ縁m(宮城さんのページ参照)の北側に亀裂があることも
			
			
			確認した.