産業技術総合研究所   
 地質調査総合センター 
三宅島ヘリ観測について
(2003/10/7改訂) 
三宅島の火山活動観測の一環として,2000年9月より定期的に三宅島の上空にヘリコプターを飛ばして様々な観測が行なわれています.当初は土日も休まず毎日飛んでいましたが,活動が次第に納まってくるに従って頻度を調整し,現在(2001年9月以降)は原則として週に1回となっています.
気象庁が全体のアレンジを行なっており,警視庁,東京消防庁,自衛隊(陸海空),海上保安庁が実際のヘリコプターの運行を担当しています. 
主な観測項目は,次の通りです: 
  - 噴煙や火山ガスの放出状況,火口やその周辺の地形変化,泥流被害の状況,などの目視観測 
 
  - 火山ガス(主に二酸化硫黄)放出量の遠隔観測(COSPECなど) 
 
  - 火口温度の遠隔測定(赤外線カメラなど) 
 
  - 重力観測その他の地球物理学的観測のための要員派遣(現在はあまり行なわれていません) 
 
それぞれの観測項目に応じて,気象庁,大学および産業技術総合研究所(旧・地質調査所)のスタッフが搭乗して観測にあたっています. 
Created:Dec.,26,2002